何かと忙しい朝時間に、髪の広がりをカバーしようといろいろなヘアケアを施しても、一向にまとまりのある髪質・スタイリングに仕上がらない…。
そんな悩みは、女性の年代や髪質にかかわらずによくあるものですよね。
髪の広がりは、ときに外見に違和感を感じたり、ちょっぴり清潔感のない印象に映ってしまう心配もあるので、早めにその対処法を押さえておきたいところです。
今回のコラムでは、髪がまとまらずに悩んでいるすべての女性に向けて、しっとりまとまる髪を取り戻すためのヘアケアをわかりやすく解説!
まとまりのある髪質・髪型に内側から働きかける、生活習慣や食事スタイルなどのコツも合わせて参考にしてみましょう。
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目次
広がってまとまらない髪…その原因は何?
女性の見た目や第一印象を左右する髪が広がり、まとまらないでいると、仕事に集中できなかったり、プライベート時間でも気がそぞろになってしまうことがありますよね。
ヘアケアにはそれなりに時間をかけているつもりなのに、髪が広がってまとまらないのにはどんな原因があるのでしょうか?
広がってまとまらない髪の主な原因を一緒に学んでみましょう。
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髪の毛のダメージによるもの
髪は顔やボディよりも紫外線ダメージをダイレクトに受けやすいパーツでもあり、毎日のスタイリングや繰り返しのパーマ・ヘアカラーなどによって、知らず知らずのうちに傷みが蓄積していることもあるんです。
このようなさまざまな要因によって髪のダメージがひどくなると、髪の中にある栄養分がどんどん抜け出て不足した状態になります。
スカスカで栄養不足の髪は、まとまりのある髪のために重要なうるおいや適度な皮脂が減少している状態のため、不自然な広がりによってまとまりのない髪質に変わってしまうのです。
ドライヤーやカールアイロンによる熱ダメージ
毎日いろいろなヘアアレンジをすることは、女性にとって楽しみや自分磨き、イメチェンにも欠かせないメソッドですよね。
ですが、ヘアアレンジのために毎日頻繁にドライヤーやカールアイロンを使ってしまうと、常に髪が熱によるダメージを受けてしまうため、オーバードライと言う水分量の不足・減少が生じてしまいます。
高温のドライヤーやカールアイロンからの熱ダメージは、髪の内部に貯留していた水分がどんどん流れ出て頭皮の乾燥につながります。
まとまりのあるなめらかな髪を生やす土台の頭皮が乾燥してしまうと、次に生えてくる髪もパサつき、不自然なボリュームが出た毛質に変わりやすくなるんですよ。
くせ毛や毛量の多さによるもの
髪が広がり、まとまりのない状態になってしまうのは、女性の髪質の中でも特にくせ毛や毛量が多く硬い人に良く見られると言われています。
くせ毛は、一般的な髪質よりも、髪の内部のうるおいや油分が不足した状態なので、常に髪が乾燥しやすく、広がってまとまりのない状態に変わってしまいます。
またくせ毛は、直毛の髪質に比べると、パーマをかけた状態に近い毛質となるため、曲がった髪が重なり広がりやすくなるのです。
毛量が多く、髪一本一本が剛毛で太い毛質の場合も髪が広がるため、それが頭の大きさにつながります。さらに一本一本の髪が太い毛質の場合は、ごわつきによって髪が広がり、まとまらなくなってしまうこともあります。
ドライヤーを正しく使えていない
シャンプー後のドライヤーも、しっとりまとまりのある髪質ケアに必要なメソッドですが、正しくドライヤーを使い、髪をしっかり乾燥させるのは、意外に手間がかかっておろそかになることも多いのではないでしょうか?
シャンプーからのタオルドライ後に、ドライヤーを当てて髪を乾燥させたり、ブローが丁寧に施されていないと、余分な水分を含んだままになり、これが自然乾燥の過程でうねりや広がり、パサつきにつながってしまいます。
乾ききっていない水分を含んだ髪は、髪の内部の結合が切れている状態のため、髪の外側に存在するキューティクルが開き、そこからまとまりのある髪に必要なうるおいがどんどん逃げてしまうのです。
髪がまとまらないのは季節の影響も?
髪が広がり、まとまらないと悩む女性の中には、前項でお伝えしたような原因が当てはまらない人もめずらしくはないでしょう。
髪や頭皮の乾燥がそこまで気にならず、広がりやすい剛毛な髪質でもないのに、急に髪が広がってしまうのは、もしかすると季節的な影響が原因かもしれません。
春夏秋冬は、それぞれに空気の量や質、湿気の量なども変わってくるため、季節によって髪が広がったり逆にしっとりしてしまうことがあるんです。
ここでは、広がってまとまらない髪の原因のひとつ、季節との関係性についてお伝えしましょう。
梅雨時期
湿気量がいつもよりも多い梅雨時期は、どちらかというと髪の広がりよりもべたつきや質感のテカリを感じることが多いかもしれません。
ですが梅雨時期は、雨が多く降って湿度が空気中に密集する分、髪の水分バランスが湿度の状態によって広がることもあり、まとまりのない髪質に変わってしまうことがあるのです。
夏季
夏季は気分も開放的になることで、ハイトーンのヘアカラーにイメチェンしたくなる女性も多いのではないでしょうか?
ハイトーンに染める繰り返しのヘアカラーの他にも、夏季は汗をかきやすくなったり、頭皮の皮脂分泌が暑さによって過剰になるため、うねりやくせがひどくなり、広がりやまとまりのなさを誘発してしまうことがあります。
冬季
冬から春先にかけては、寒い日が続き、マフラーやニット素材のファッションアイテムが欠かせない季節でもありますよね。
冬季は静電気が起こりやすい空気の乾燥や、ファッションアイテムの日常的な活用で、髪が乾燥し、水分不足になるため、広がりやパサつき、まとまりのなさなどのトラブルがすべて起こり得る季節でもあります。
まとまりのあるしっとり美髪を取り戻す対処法【ヘアケア編】
広がってまとまらない髪は、ほんの些細なきっかけでも起こり得ることがわかりましたね。
いつもしっとりなめらかな髪質を維持できていると、それだけで丁寧なヘアケア・暮らしをしているような、良い印象を持たれるもの。
広がりが気になる髪をまとめる対処法、ここではヘアケアの基本についてチェックしてみましょう。
シャンプーやトリートメントの見直し
髪が広がり、まとまらないのは、もしかすると今使っているシャンプーやトリートメントがマッチしていない可能性もあるのかもしれません。
皮脂を取り除き過ぎる、洗浄力の強いシャンプーは、頭皮と髪の刺激になってしまうことがあるため、穏やかな洗浄力が特徴のアミノ酸系洗浄成分や、キューティクルを守る保湿成分配合のシャンプーを使ってみましょう。
またトリートメントは、多くの商品が頭皮に使うと毛穴つまりの原因になり、コシのある髪が育たなくなる心配もあるんです。
トリートメントを使う際には、頭皮にはつけず、できるだけパサつきが気になる部位に集中して使うようにしましょう。
ドライヤーを正しく使う
ドライヤーは、正しい使い方を習慣付けておくと、その熱がシャンプーやトリートメント、アウトバストリートメントにブレンドされた栄養を髪の内部に補う効果を発揮します。
タオルドライ後はできるだけ時間を置かずにドライヤーを当て、一部分を集中的に乾かすよりも、温風を髪全体にまんべんなく、20㎝程度離して当てるようにしましょう。
またドライヤーは、温風と冷風を交互に当てたり、ドライヤーの仕上げに冷風をじっくり当てて乾かすと、開いていたキューティクルがうるおいを包みこんだ状態で閉じるので、しっとりまとまりのある髪質に仕上がりますよ。
美容師さんに相談し、髪型を変えてみる
広がりやすく、まとまりのない髪質は、プロの手によってカットやトリートメントを施してもらうことで、時短でのしっとり美髪に仕上がります。
栄養不足やうねり、パサついた髪が、髪全体の広がりやまとまりのなさにつながっていることもあるため、質の悪い髪はカットし、新たな魅力が引き出されそうな髪型へチェンジしてみましょう。
美容師さんは、女性それぞれの髪質や悩み、雰囲気や骨格などに合わせた髪型をアドバイスしてくれるプロでもあるので、気分転換やリラクゼーションを兼ねて、美容室での髪型チェンジを検討してみてくださいね。
規則正しい生活を心がける
メンタルの状態や睡眠の質、食事の栄養バランスも、髪の状態に大きな影響を及ぼすと言われています。
ストレスはできるだけ早めに解消し、毎日ぐっすり眠ることができるよう、睡眠時の環境の見直しを始めてみましょう。
また髪に良いと言われている、タンパク質や亜鉛、ビタミンB群などを含む食べ物を積極的に摂り入れておくと、髪の内側に栄養が満ち、広がりやすい髪質の改善予防につながります。
広がってまとまらない髪の対処法【ヘアアレンジ編】
不自然なボリュームが出て髪がまとまらない場合でも、大切な予定がある場合は、ヘアケアに時間をかけるのが難しくなってしまいますよね。
広がりが気になるまとまりのない髪は、ヘアケアばかりではなく、新鮮で楽しい気持ちを抱きながらチャレンジできる、髪型のアレンジもおすすめの対処法です。
広がりが気になる髪のコンプレックスを解消しながら、ファッションやメイクアップテイストの幅もグンと広がる、ヘアアレンジの対処法をひとつひとつチェックしてみましょう。
ニュアンスヘアにアレンジ
ニュアンスヘアとは、
- 髪のトップやサイドにボリュームを出して毛先をしっとりまとめる
- 後れ毛をたらしたまとめ髪
など、髪の気になる広がりをあえて魅力的にナチュラルに見せるアレンジのことを言います。
まとまりのある髪に仕上げるヘアケアよりも、このようなニュアンスヘアは時短でササッと仕上げられるので、忙しい毎日を過ごす女性にもおすすめですよ。
ヘアアクセを活用してみる
広がってまとまらない髪を時短でカバーし、いつもとは違った新鮮な髪型を楽しむために、
- つけるだけで髪の広がりが抑えられるターバンやカチューシャの重ね付け
- 髪の広がりが部分的にある場合は部分用のストレートウィッグを使ってみる
- くるりんぱやポニーテールをバレッタでまとめ髪全体を後ろ側に持っていくと広がりが目立たない
などの工夫とアイディアをプラスしてみましょう。
ヘアアクセの活用をすることで、広がってまとまらない髪へのストレスやコンプレックスが解消されやすくなり、楽しく新鮮な気分で毎回のセットができるようになるはずです。
~おわりに~
悩んでいたまとまりのない広がる髪質も、イメージしていた以上に対処法はたくさんあるんですね。
お伝えした対処法をひとつひとつ積み重ねながら、広がる髪のコンプレックス・トラブルをまるごと解決できますように!
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